今回は珠洲の渋銭湯系温泉の宝湯さんにお邪魔しました。
写真の通り、建物は非常に歴史を感じさせます。
建物や歴史のことについてはISICOのページに詳しく紹介されています。
ここでは温泉について詳しくご紹介できればと思います。
浴場内はいたってシンプルで浴槽が1つと洗い場が5つとなっています。
浴槽は浅い部分と深い部分があり、自分の好みで使い分けることができます。
昔は大きな見附島の絵があったようですが、今はタイル絵と岩があるのみとなっています。
源泉は33.1℃のため加温されていますが、なんと薪を使っておられるとのことです。
またお湯は非常にやわらかく、溶存成分が1g/kg未満のため体にやさしい単純温泉となっておりますが
ナトリウムイオン、炭酸水素イオンが多いため、ヌルっとした美肌の湯になっています。
温泉から上がったあと、源泉を揚湯している場所と薪ボイラーを見せていただきました。
こちらが源泉をポンプで汲み上げているところになります。
銭湯から温泉銭湯にするべく、昭和初期に掘られたとのことで
200m前後と非常に浅い深さで湧出しているようです。
そこからこのポンプで汲み上げ、毎分26.1リットルの湧出量となっています。
こちらが薪ボイラーです。
重油のボイラーと違い、薪の香りがしてキャンプをしているような気分になります。
温泉に浸かっているときも薪の香りがして良い気持ちになることができました。
お話を聞くと、稀に重油を使用するときがあるそうですが
薪で温めたときと重油で温めたときは温泉の感触も変わってくるそうです。
(温度など温めかたに差が生じるためでしょうか?)
色々とお話をお聞きすることができて大満足でした。
このような貴重な温泉を是非守り続けていっていただければと思います。
敬意を表しつつ、また浸からせてもらいに行きたいと思います。
泉質 | 単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉) |
温度(湯船) | 41.7 |
温度(水風呂) | - |
質感 | ぬるぬる |
湯色 | 無色透明 |
給湯 | 加温 |
飲泉可否 | 不可 |
サウナ有無 | 無し |
湯船数 | 内1 |
広さ | 小(4名以上~10名未満) |
料金 | 460円(大人1人) |
営業時間 | 15:00~22:00(日曜は6:00~11:00、15:00~21:00)火曜定休日 |
公式サイト | https://ja-jp.facebook.com/bathhousetakarayu |
客層 | 地元客、観光客 |
備考 |